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南の島やりまくり紀行

第1章 中2・14歳・リエ

《男子と、めちゃくちゃセックスしたい~ッ!》
夏休みを前にして、リエは強い焦燥感に悩んでいた。

まだ中学生なのに、セックスしたいだと!?

リエのそんな思いは、もちろん第一には性への強い興味や、若いがゆえの性欲の強さに由来する。
ただそれの背景には、思春期にありがちなブルーな心境というのがあり。
さらにリエの家庭環境。父親と二人暮らしで、しかもその父親は帰宅すると酒を浴びるように飲んで寝てしまう。親子の会話はゼロ。ただ酒による暴力が無いのが、救いではある。リエは、愛に飢えていた。

夏休み前日、リエはとうとう決心した。
《南の島へ行こう!》
南の島、というのは、当時有名なナンパ島で、おもに女子高生や女子大生が処女を捨てに行く島だった。
父親には、無料で夏休み期間中利用可能な林間学校と説明した。

ナンパ島といっても無法図ではない。
いちおう管理会社が存在し、南の島ルールというのが定められている。
1 ナンパは、女子→男子のみ、とする。
2 女子が、気に入った男子の手を取り、握る。
3 手を握られた男子がOKなら、女子の肩を抱き寄せるか、腰を抱き寄せる。それでセックス契約が成立。
4 男子が島のあちこちに大量に設置されているルームに女子を案内する。
5 ルームの使用期間は、最大3か月。食事は支給される。

そして利用料金は、ゼロ。
ただ日々の食費として、ひとり1日500円を支払う。通常は男子が用意する。
3か月間をカップル1組で約10万円というのは超格安だが、南の島が常夏で、行く人数がおびただしい数にのぼるため管理会社はこれでもぼろ儲けである。
さらに食事内容が、1個100円のカップ麺。
ルームは、トイレ付きのユニットバスだけ。畳1枚くらいの広さの洗い場にはマットレス2枚分の厚さのクッションマットレスが付属している。
何とも劣悪な環境だが、セックスをやりまくりたい少年少女はそういうことはどうでもよいらしい。
なおルーム外でのセックスは禁止されている。もちろん自由だけど、南の島だけにいろいろな生物がいるので・・・。

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