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屋上にいたヤンキーくん

第3章 「傷の手当してくれね?」




━━ギィー。

ちょっと不気味な音が階段に響く。


扉を開け、屋上に入るとけど誰もいなかった。



「誰もいないじゃん…」

私の独り言はむなしく、屋上に響いていた。


はぁ…。

どうしよう…。



今更教室に戻ってもなぁ。




私は近くの壁にすがり、腰をおろした。

それにしても暇だなぁ。



園山くん…。






あれ…?
今、園山くんが頭の中に出てきた。


私の頭の中には園山くんが笑った顔が浮かんでいた。


なんでたろう…。

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