屋上にいたヤンキーくん
第3章 「傷の手当してくれね?」
ち、近い///
目の前には園山くんの顔があった。
あと数センチでくっつきそうなぐらいに…。
「そこまで言うならさぁ…」
「え?」
「傷の手当してくれね?」
「あ、私が!?」
「そんじゃよろしくー!!」
そう言うと園山くんは私の手を離し、地面に座った。
よろしく…って!!
本当に手当しなきゃいけないよね…。
もう…。
じゃあこうなったら手当してあげますよ!!
「じゃあ待ってて!私、保健室行って消毒液とか取ってくる…」
「あー行ってらぁ」