テキストサイズ

屋上にいたヤンキーくん

第3章 「傷の手当してくれね?」



ハァハァ…。
あー疲れた…。

もう無理だ。


階段上がり下りはきつい…



少し息を整えて屋上の扉を開けた。




「おっ!早かったなぁ…って!まじで消毒するのかよ!!」


「えっ?」


「あ…いや…なんでもねぇ」



私は園山くんに近寄った。
消毒液を脱脂綿に湿らして、傷口に当てた。



「いってぇ…」


「あ…ごめん!」


「すんげぇしみんだけど…」


「我慢してください…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ