屋上にいたヤンキーくん
第1章 「俺と付き合ってくれね?」
「で…いつデートするの?」
「今からっ!」
「は?」
ん?
今からデートって学校は?
「学校はどうすんの?」
「サボり的な?」
そーですか…。
あなたはサボり魔になったのですか…。
てかいいなぁ…。
私だってサボりたいし!!
芽衣はスキップしながらかばんを持ち教室から出ていった。
そんなに楽しいもんかな…。
私には全く理解不能。
そんなことでHRが始まった。
「紀衣ちゃん!これサンキューな!」
「あ…うん!合ってるか分からんけど…」
「いやいや…助かったわぁ!!」
寛太くんが私の元に来て、英語のノートを渡した。