ヌードモデルかんさつにっき
第9章 幸福
全裸にした私に彼はキスした。
ここで、キスした。
キスしたまま、体の位置を整えられ、私は組み敷かれる形にされた。
無防備そのものの姿で愛される、待ち焦がれた時間。
うっとりするような乳房への刺激。
前例の少ない臍からヴィーナスの丘までの探検。
指責めの段階でもう濡れていく、体の奥。
「あ、あん」
控えめな声だけど、私は満たされていた。
体の前面をくまなく指が這いつくしたあと、
私は裏返しにされ、
かけていたシーツが取り除かれ、
さらに無防備な裸体をさらすことになったが、
羞恥心は完全に麻痺していた。
真っ先に臀部を責められた。
それも、舌で。
後ろの門スレスレから舐めはじめてきたから、私の意識が飛びかけた。
背中もふくらはぎも舌は蹂躙し、
さらに脇の下まで犯された。
「うぐぅ、うぐっ、あんっ、ああん」
そして、腰を持ち上げられ、
困難なはずの角度で、彼を受け入れた。
不可能と思っていた、新しい体位が開発された。
「ああーーっ」
あまりに唐突で、
前か後ろの門のどちらかに入ればいいと思っていたのでは? と勘ぐりたくなるほどの雑な挿入だった。
しかし、潤んでいるほうに正しくつながったそれは、
ゆっくりと優しく動いた。
奥の奥まで追求してながら、さっき陥落させたGスポットを検索するようなストロークの長い運動を始めた。
「あぐう、あ、あっ、あん、あ、あっあっ、あん」
恥ずかしく揺らされるお尻。
全身の視姦から始まった愛の行為は、つまるところ、お尻だけが辱しめられて終わるらしい。
「あん、あん、はうっ、はあ、はあっ、あん」
どうにか潮噴きは免れたが、破壊力のある蹂躙にまかされた内部は麻痺のうちに、達した。
私の絶頂点と、いつの間にか装着されていたゴムが放たれた精を受けとめた瞬間との時間差はまさに誤差の範囲内といえた。
▽
▽
ここで、キスした。
キスしたまま、体の位置を整えられ、私は組み敷かれる形にされた。
無防備そのものの姿で愛される、待ち焦がれた時間。
うっとりするような乳房への刺激。
前例の少ない臍からヴィーナスの丘までの探検。
指責めの段階でもう濡れていく、体の奥。
「あ、あん」
控えめな声だけど、私は満たされていた。
体の前面をくまなく指が這いつくしたあと、
私は裏返しにされ、
かけていたシーツが取り除かれ、
さらに無防備な裸体をさらすことになったが、
羞恥心は完全に麻痺していた。
真っ先に臀部を責められた。
それも、舌で。
後ろの門スレスレから舐めはじめてきたから、私の意識が飛びかけた。
背中もふくらはぎも舌は蹂躙し、
さらに脇の下まで犯された。
「うぐぅ、うぐっ、あんっ、ああん」
そして、腰を持ち上げられ、
困難なはずの角度で、彼を受け入れた。
不可能と思っていた、新しい体位が開発された。
「ああーーっ」
あまりに唐突で、
前か後ろの門のどちらかに入ればいいと思っていたのでは? と勘ぐりたくなるほどの雑な挿入だった。
しかし、潤んでいるほうに正しくつながったそれは、
ゆっくりと優しく動いた。
奥の奥まで追求してながら、さっき陥落させたGスポットを検索するようなストロークの長い運動を始めた。
「あぐう、あ、あっ、あん、あ、あっあっ、あん」
恥ずかしく揺らされるお尻。
全身の視姦から始まった愛の行為は、つまるところ、お尻だけが辱しめられて終わるらしい。
「あん、あん、はうっ、はあ、はあっ、あん」
どうにか潮噴きは免れたが、破壊力のある蹂躙にまかされた内部は麻痺のうちに、達した。
私の絶頂点と、いつの間にか装着されていたゴムが放たれた精を受けとめた瞬間との時間差はまさに誤差の範囲内といえた。
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