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綺麗なあの人に抱かれたい!
第8章 大好き!
私の意思なんて関係ないらしく、一方的な要望を押し付けて卯月さんが瞳を閉じる。待ちの体勢になってしまった。
目の前に綺麗な顔がある。鼻がぶつかりそうなくらい至近距離に卯月さんがいる。
長い睫毛。端整な顔立ちに、今は閉じられているけど、透き通った青い瞳は少しだけ吊り目がちで冷淡な印象がある。
でも屈託なく笑うと目尻が下がって、ちょっとだけ可愛くなる。動物に例えるなら、猫みたいな。
ゆっくりと顔を近づけて、その薄い唇に自らの唇を重ねてみる。
すぐに身を引こうとしたけれど、唇を離した直後、卯月さんの唇がすぐ追っかけてきた。
噛みつくようなキスを受けて、その勢いのまま、ベッドに押し倒される。
「……奈々」
「んっ」
卯月さんは飽きることなく、上から何度も唇を触れ合わせてくる。
求めるように貪られて、暴かれる。
息が苦しい。
酸素を求める口が僅かに開いた瞬間を狙って、今度は生温い感触が咥内に割り込んできた。
「ふ……ん、ぁ」
艶かしい声が漏れる。舌を掬われて、絡め取られる。歯列も上顎もなぞられて、ぞくぞくしたものが背筋から這い上がってくる。
咥内を侵す卯月さんの舌が気持ちよくて、私はすっかり翻弄されていた。
「……嫌?」
唇が離れた直後に囁かれた声は、どこか不満げな響きを伴っている。
「え……?」
「なんか、奈々、乗り気じゃないから」
目の前に綺麗な顔がある。鼻がぶつかりそうなくらい至近距離に卯月さんがいる。
長い睫毛。端整な顔立ちに、今は閉じられているけど、透き通った青い瞳は少しだけ吊り目がちで冷淡な印象がある。
でも屈託なく笑うと目尻が下がって、ちょっとだけ可愛くなる。動物に例えるなら、猫みたいな。
ゆっくりと顔を近づけて、その薄い唇に自らの唇を重ねてみる。
すぐに身を引こうとしたけれど、唇を離した直後、卯月さんの唇がすぐ追っかけてきた。
噛みつくようなキスを受けて、その勢いのまま、ベッドに押し倒される。
「……奈々」
「んっ」
卯月さんは飽きることなく、上から何度も唇を触れ合わせてくる。
求めるように貪られて、暴かれる。
息が苦しい。
酸素を求める口が僅かに開いた瞬間を狙って、今度は生温い感触が咥内に割り込んできた。
「ふ……ん、ぁ」
艶かしい声が漏れる。舌を掬われて、絡め取られる。歯列も上顎もなぞられて、ぞくぞくしたものが背筋から這い上がってくる。
咥内を侵す卯月さんの舌が気持ちよくて、私はすっかり翻弄されていた。
「……嫌?」
唇が離れた直後に囁かれた声は、どこか不満げな響きを伴っている。
「え……?」
「なんか、奈々、乗り気じゃないから」
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