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愛玩物語

第4章 守って、守られて

お母さん、その人は最低の人間なんだよ。


「そうだったんですか、ありがとうございました」


お母さんはそんな新城先輩にお礼を言った


「では、僕はこれで」


私を立たせると新城先輩は意味深は笑みを私に見せてから帰って行った。


ズキ


「うっ!」


まだ腰が痛かった。

立つことが辛い。

「葉月、大丈夫なの?」

「大丈夫だよ」

私は心配してくれるお母さんに顔を見せずに、家の中に入った。

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