もう推しとは言えない *番外編更新中
第14章 二人きり
「ポチは…私のこと、好きじゃないもん。」
「ええ…私より、真帆の方がどう考えたって脈アリでしょうよ。」
「少なくても、由香里が思ってるほどじゃないもん…。」
澤畠先生が由香里をどう思ってるかは分からないから、由香里の方が脈アリだよ、とかそんなこと簡単に言えないけど。
「…あ、そろそろ、私達の当番終わりかな?」
「そうね。…どうせだし、二人で何か見てこうよ。」
「あ、良いね!じゃあ…体育館の方行ってみない?なんか色々やってるみたいだから。」
「オッケー。じゃあ…私着替えてくるわ。」
「うん。」
…そんなこんなで、とりあえず恋バナ(?)は終わりにして。
私はその後、由香里とのんびり文化祭を楽しんだのだった。