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もう推しとは言えない *番外編更新中

第16章 クリスマス



「ん?」

「こんな高そうなワンピース…良いの?」

「良いよ。お前に似合ってるし、それ。」

「…でも、なんか悪いなぁって…。」

「気にするな。…少しは俺にもカッコつけさせろよ、バカ。」


もう十分、カッコイイのに…。
これ以上カッコよくなってどうするつもりなんだろう?


「ありがと…嬉しい。」

「ん。…それ、本当にお前によく似合ってる。」

「…ポチに褒められると、なんかムズムズする…」

「はぁ?俺だって褒めるよ。」


何言ってんのお前、という感じで見られる。
でも…仕方ない、慣れないんだもん。色々と。

…ポチに散々、ドキドキさせられたりしたけど…レストランでの食事は本当に美味しくて、その後もポチと軽く雑談したりして…。
幸せ、って多分こういうことを言うんだろうなぁ…なんて、私は思った。

クリスマス…ポチと過ごせて良かった、って素直に言ったら、ポチは照れてたから…やっぱり、可愛いなぁって思う。
そう言ったら、怒るだろうから…言わなかったけどね。

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