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もう推しとは言えない *番外編更新中

第19章 未来




柔らかい…そして、甘い…。
そっと唇を話すと、拓斗は…ニヤリと笑った。


「…足んない。もっと、真帆を味あわせてよ。」

「んっ…」


グッと引き寄せられて…唇を奪われる。
先程よりも、激しく…もっと、というように熱く。

さっきよりも長く続くキスに…息が出来なくなる。


「た、拓斗っ…」

「あ…悪ぃな、」


私が息も絶え絶えになってるのに対して、拓斗は全く乱れた様子もない…。


「…真帆。屋上、行ってみない?」


子供みたいに無邪気な笑みになった拓斗。
屋上って確かに…気分上がるよね。うちの学校、屋上禁止だし…。


「うんっ!でも、拓斗、見つかったら怒られるんじゃない?」

「気にすんな!もう、先生方も卒業式って行事に便乗して飲み会言ってるから。俺も後で行くけど。」

「…酔って、女の先生を抱いたりしないでね?」

「バーカ!うちの学校の女性の職員は皆既婚者だよ。安心しろ、例え迫られても俺は、真帆しか興味ねぇから。」

「あ…そうなんだ。一人くらい未婚の人もいそうなのにね。拓斗ほどじゃなくても若い先生もいるし…。」


でも、皆綺麗な人だし…とっくに結婚相手なんて見つかっちゃったのかな。

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