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もう推しとは言えない *番外編更新中

第5章 花火




待ってるから、とポチは微笑んで…私の頭を軽く撫でた。
嫌、なんかじゃなくて…ドキドキ、して、胸が痛い。

(本当に、どうしてくれるのよぉ…)

ただの…”推し”じゃ、なくなってきてる。
それ以上の何か、になってる…。

…やっぱりまだ、繋がれた手を私からは離せなくて。
ドキドキしたまま、胸が痛いまま、私は…ポチに家まで送ってもらったのだった。

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