もう推しとは言えない *番外編更新中
第7章 溺れかけ
(あぁ、もう…戻れない…)
あのあと、ポチの車に乗せてもらって…今、ポチの家にいる。
意外と綺麗に片付いた部屋。本棚には、大量に数学の本が置かれていて…『俺は数学科の教員の中ではマシな方だ』と言っていたことを思い出す。
絶対…マシじゃないでしょ、あの量…。
「…もう落ち着いたか?帰るか?」
「…ううん、まだ…」
熱い。
…それに、もう、完全に…快感を、求めてしまっている。
そんなこと…恥ずかしくて言えないけど。
「…まさか、生徒にこんなことする日が来るとはな。」
「手を出さない、んじゃなかったっけ?」
「バカか、お前は。お前をイかせてやるだけで、最後まではしねぇよ。
ほら…さっきみたいに脱いで。俺が脱がせるか?それとも。」
「…じゃあ、そうして…自分で脱ぐの、恥ずかしい…」
脱がされるのも、恥ずかしい気もするけど…ダメだ、私の頭、全然働いてない…。
「…いやらしいヤツだな、ったく。こんな短いスカート履いてたら、そりゃ襲われるわ。」
「そこまで短くなんて…」
「…自覚しろ。お前は、女だ。…俺は教師だから生徒をそういう目で見たりしないけど、一部の男からしたら、お前はいわゆる…”抱きたくなる”身体らしいぞ。」