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大人の俺と子どもの私

第1章 出会い



「そんなことないよ。」



そう言うと、ついに顔を上げて、俺の顔を見てくれた。



「じゃあ、決まり!よろしくね!」




合った目を逸らさないように、優しく微笑んだ。




「うん、よろしく。」


そう言った紗南の顔は、会った時よりずいぶん明るく見えた。




「あっ!」



思い出して急に声を上げると



「え!どうしたの?」



不思議そうに見る紗南。


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