大人の俺と子どもの私
第1章 出会い
「ねぇ!秋山先生って呼びづらくない?」
唯も先生呼びはしたくないのか、単純に秋山が呼びにくいのか、違う呼び方にしたいみたいだ。
「あぁ、それならさっき紗南と、秋ちゃんってどう?って話になったんだけど、どうかな?」
すると、唯は急にほっぺをプクッとして不貞腐れた。
あれ、唯は他の呼び方が良かったのかな。。
「なんで紗南が勝手に決めんのよ…」
ムスッとしながら言う唯に莉子ちゃんがなだめる。
「まぁまぁ、秋ちゃん呼び、いいんじゃない?
ほら、唯がもっと良い呼び方見つけたら、また変わるかもしれないし!
まだ初めてだし、今パッと呼び方見つからないでしょ?」
「ムゥ…そうだけど。。
紗南が付けたっていうのが嫌なのぉ…」
「ねぇ!俺たちも秋ちゃんって呼んでいいー?」
唯が駄々こねてる横で紫音と悠斗が聞いてくる。
「もちろん!いいよ!」
それからは、悠斗と紫音がお喋りしだして、たくさん話を聞いてるうちにあっという間にご飯の時間が終わった。