大人の俺と子どもの私
第1章 出会い
その後は食器も洗って、気づいたらもう19時をすぎていた。
「ごめんねー。。初日からこんなに遅くなっちゃって。。これから日勤の時は夜ご飯の時間には交代入るから」
職員室に戻り、帰り支度をしながら莉子ちゃんと話す。
「いえ、思ったより子どもたちと楽しく話せて、これからやっていけそうでよかったです。
…そういえばぐっち…あ、山口さんがさっきお前は紗南が担当でどうのって…」
「あれ?言ってなかったっけ?!
ってか、そうだ!山ちゃんと幼馴染なんだよね!!
ぐっちって呼んでんの?!いいね!私もぐっちって呼ぼっ!」
担当の話よりぐっち呼びに食いついてしまった。。
「私、担当の話してなかったっけ?」
「あ、はい。」
「ごめんごめん!家の中でも担当と副担当で分かれててね、秋ちゃんの担当は、紗南と仁。
もしかしたら担当変わる可能性もあるんだけど、何か大事がない限り2人は変わらないかな。
仁はいい子だし、進路も決まってるみたいだから、前担当してた遥先生も副担当としてサポートしてくれるからそんなに心配はいらないと思う!
問題は紗南ちゃんかな。」
やっぱり紗南とこの施設はなんかあるらしい。