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大人の俺と子どもの私

第1章 出会い




「グスンッ…ウゥ……」



声を殺しながら泣いてる。




俺はベッドのそばまでいく。




「紗南。ごめんね。

俺が話し込んだせいで遅くなって、紗南が怒られちゃった。」



そう言って右腕のところをポンポンってすると




「ウゥ……グス……クッ……」




声を上げて泣かないと決めてるのか、必死に殺しながら手で顔を覆い泣いてる。




そんな紗南をゆっくり抱き起こして、ベッドに腰掛け膝の上に乗せる。


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