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大人の俺と子どもの私

第3章 栞の家族



「え?6時間目もいるけど?」



当たり前かのようにさらっと言われた。



「えぇー!6時間目もいてくれるんですか!?」



紗南より栞ちゃんの方がテンション高くなっちゃってる。



「いるよー。

…っあれ、栞ちゃんの親御さんは?

仲良くしてもらってるから挨拶くらいしておきたいんだけどー…」




そういって辺りを見回して見るけど、




「あぁー…私の親は来てないですよ。

仕事が…忙しいから。」




あんなにテンション高めだったのに、冷めた返事をする。



なんだか急に悲しそうな目。


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