テキストサイズ

大人の俺と子どもの私

第3章 栞の家族



「お腹空いてたの?」



「…っ!!いや?」



普通に話しかけたのに、肩上げてビクッてしてる。





…これはなんかあったな?




「紗南?

栞ちゃんとなんかあった?」


「何でもないよ!」


明らかに動揺してる声。



そう言ってる間にもパスタを口の中に詰め込んで、



「パチンッ…ごちそうさま」



まだ飲み込めてない口のままお茶を流し込んで、足早に部屋に戻っていった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ