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大人の俺と子どもの私

第3章 栞の家族



「こらー、一人で歩いたら危ないよー!」


一人で考え事をしてると、こちらを見向きもせず歩いて行ってしまう栞を小走りで後を追いかける。



追いついてそのまま手を握ると、繋いだ手を一度見て



「…今度お母さんと出かけられたら、手、握ってみようかな…」



「…うん、きっと嬉しいと思う。

たくさん甘えなさい。」



「ありがとう…。

真剣に考えてくれたんだよ…ね?」



「フフッ、もちろん。

いつでも、話聞くから。

一人で溜め込むな。」



そういって栞の頭をポンポンとすると、



「…ありがとう」



栞は照れくさそうにしていた。






「送ってくれてありがとう。」


「おう。

また紗南と遊んでやってね。」


「うん!今度はちゃんと時間守って遊ぶから!

おやすみー!バイバイー!」



「ハハッ、うん。

おやすみ、またな。」



さて、こちらは終わった。


お次の子は、どうしようかね。。。

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