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老人ホーム

第9章 夜勤 後半

だいたい下の段の物を数え終わると、田中は、

「今度は上の方を見たいんだけど、良いかな?」

と言った。僕は、

「良いですよ!」

と言うと、田中は、

「踏み台が必要ね!ちょっと踏み台持ってくるから、待ってて!」

と言った。僕は、

「ここ通りますよね?すれ違い出来ないから、僕も廊下に出ます。」

と言うと、田中は、
 
「平林君も私も細いから、たぶんすれ違い出来ると思うわ!自分で細いって言っちゃったけど…。」

と言って、舌を出した。僕は、

「大丈夫です!田中さんは、誰が見ても細いから…。」

と言った。田中は、

「ありがと!じゃー、通るね!」

と言い、僕は、棚に背中を着ける感じで、道を開けた。田中は、僕に背中を向けて通ろうとすると、田中のお尻が、僕の勃起した陰部をかすめて行った。

僕の勃起した陰部には、間違いなく田中のお尻の柔らかい感触が伝わった。ということは、田中にも僕の勃起した陰部の硬い感触が伝わったはずだ。

僕は、それを考えると、田中がどう思っているのか心配になった。こんな所で勃起してるなんて、軽蔑されるかもしれないと思った。

間もなく田中が小さな脚立を持って戻ってきた。田中は、

「これがちょうど良いと思うの!」

と言った。段が2段の小さな脚立だ。田中は、

「ごめん、もう一回向こうへ行くからすれ違うけど、狭くてごめんね!」

と言って、脚立を持ったまま僕に背中を向けてすれ違おうとした。脚立の分だけ狭くなったのか、さっきよりも田中のお尻が、僕に強く押し付けられた。

通り過ぎるとき、一瞬強く押し付けられ、田中のお尻の割れ目に、僕の勃起して真上を向いた陰部がはまり込んだ感触があった。僕は、

「あっ!」

と、声が出てしまった。田中は

「やっぱり狭かったわね!ごめんね!」

と言って、持ってきた脚立を置くと、

「私が登るから…抑えてもらえるかな?」

と言った。

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