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老人ホーム

第9章 夜勤 後半

田中は脚立を置いて、自分が登ると言った。僕は、

「僕が登りましょうか?」

と言うと、田中は、

「大丈夫よ!私が登るから、支えてくれるかな?」

と言った。2段の脚立は、低いので安定が良い。僕は、これ支える必要あるのかな?と思いながらも、しゃがんで脚立に手を添えた。すると、田中は、

「やだ〜!支えるのは脚立じゃなくて、私よ!脚立は低いから倒れないけど、私は、脚立の上に立つから不安定なのよね!お願い出来る?登るからお願いね!」

と言って、脚立の上に登った。僕は、

「え〜っと、どういうふうに支えれば良いんですか?」

と聞くと、田中は、

「もう〜、そんなことまで指示しなければいけない?私の体が安定すれば、どこでも良いわよ!」

と言った。僕は、

「それじゃー!失礼して…。」

と言って、田中の腰の骨盤の辺を両手で支えた。

田中は、棚に向かって体を正面にして作業をしようとしていて、僕は田中の体の右側を見るような格好で立っているため、その支え方だと何となく力が入らない。

田中もそれを察したのか、

「それだと、支えられてる気がしないかな!」

と言った。僕は、ちょっと躊躇したが、左手でお尻を、右手は、腹部に手を置いて、

「こんな感じでどうですか?」

と言うと、田中は、

「その方が良いわ!」

と言った。

僕は、左手で田中のお尻の柔らかさを、右手で、腹部の丸みを感じた。

僕は、左手で支えている田中のお尻を見た。お尻にフィットしたジャージは、きれいな丸みを帯び、僕の手が受け止めている箇所だけ、手に沿ってお尻の肉が沈み込んでいる。

田中は、僕を見下ろすと、

「ごめんね!疲れたら言ってね!」

と言った。僕は、

「大丈夫ですよ!」

と言って、田中を見たあと、田中がまた上を向くと、田中のお尻の丸みを改めて眺めた。

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