老人ホーム
第3章 面接
「それでは施設内をご案内します」
チーフは、そう言って立ち上がると、僕を連れて施設内を歩き説明を始めた。
「古い施設だから病院みたいな造りになっているんです。最近の施設は、色々と利用者さんが暮らしやすい感じに出来ているんですが、ここはちょっと……。」
と言って、苦笑いをした。
今の時間は、昼の食事の後で、利用者さんはみんな部屋に戻っているとのこと、廊下で会った利用者さんは、車イスに乗った何人かしかいなかった。
一通り回ったあと、チーフが、
「今日は、これくらいで、あとは出勤した時に説明しますね!特に持ち物はないので、服装だけ持ってきてくれれば良いですから!下はジャージで、上は、Tシャツかポロシャツで良いです。」
と言い、僕は、
「分かりました。よろしくお願いします。」
と言って、施設を出ると、その場で、ハローワークに電話をした。デイサービスは断ることと、特別擁護老人ホームに決めたことを……。
何となく、はめられた感がぬぐえないが、地方公務員になることが出来るというのが、僕にとっては魅力だった。全く素人なので、ちゃんと出来るか不安な気持ちもあるが、ここで頑張ろうと思った。
チーフは、そう言って立ち上がると、僕を連れて施設内を歩き説明を始めた。
「古い施設だから病院みたいな造りになっているんです。最近の施設は、色々と利用者さんが暮らしやすい感じに出来ているんですが、ここはちょっと……。」
と言って、苦笑いをした。
今の時間は、昼の食事の後で、利用者さんはみんな部屋に戻っているとのこと、廊下で会った利用者さんは、車イスに乗った何人かしかいなかった。
一通り回ったあと、チーフが、
「今日は、これくらいで、あとは出勤した時に説明しますね!特に持ち物はないので、服装だけ持ってきてくれれば良いですから!下はジャージで、上は、Tシャツかポロシャツで良いです。」
と言い、僕は、
「分かりました。よろしくお願いします。」
と言って、施設を出ると、その場で、ハローワークに電話をした。デイサービスは断ることと、特別擁護老人ホームに決めたことを……。
何となく、はめられた感がぬぐえないが、地方公務員になることが出来るというのが、僕にとっては魅力だった。全く素人なので、ちゃんと出来るか不安な気持ちもあるが、ここで頑張ろうと思った。