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老人ホーム

第3章 面接

「そうだ!仮にここで働くとするとどういうシフトで入るのか、具体的に説明してはどうだ?」

と、施設長がチーフにいうと、チーフも

「そうですね!ちょっと作ってみましょうか?」

と言って、シフトの表を持ってきて、チーフが、

「もし、ここで働くとした場合いつから来られますか?」

と聞いた。僕は、

「まだ引っ越してきて間もないので、片付けとかしたいですし……。」

と言葉を濁すと、チーフは、

「そうですね!今日が火曜日だから、一週間くらいとって、来週の月曜日からにしましょうか!そうすると、月曜日から3日間9時出勤で来てもらっって、2日休んで、その後は、早出と日勤を組み合わせてシフト作りますね!」

と言い、

「こんな感じで良いですか?」

と施設長に聞くと、施設長も

「それで良いんじゃない?」

と言った。チーフは、

「だいたいこんな感じでシフト組んでみたんですが、来週の月曜日から来れらますか?」

と言った。僕は、

「う~んと……。」

と言うと、

「もし都合が悪いなら、平林さんの都合の良い日に変更しますけど……。」

と、チーフが追い討ちをかけた。

自己紹介が遅れたが、平林とは僕のことだ。僕の名前は、平林 和哉という。

僕は、チーフと施設長の気迫に圧され、

「たぶん、それで大丈夫です!」

と、言ってしまった。すると施設長は、笑顔で、

「それではよろしくお願いします!じゃー、後は、頼んだよ!詳しい説明をしてあげてください!」

と言って、応接室を出ていった」



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