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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜

第2章 憧れの家族

(彼女は本当に経産婦なのか?)

 そう疑いたくなるほどに、理恵の肉壺は咥えこんだ彼の分身ギュウギュウとを締め付けていた。

「はあんっ、んっ、んっ、あっ」

 武司が腰を突き入れるごとに、彼が見下ろす理恵の顔は快楽に歪み、口からは歓喜の喘ぎを上げる。

 たっぷりと口淫を受けたばかりの陰茎は、ほどなく絶頂に達しようとしていた。武司は射精感を覚えていた。

「もうムリ、出ちゃいますっ!」

 出勤時間も近い。あまり長く楽しむ訳にもいかない。もうそろそろ終えてもいい頃合いだろう。

「いいよ、出して……そのまま中に、中に出してっ!」

 理恵は両手を武司の背中に回すと、彼の身体にしがみ付く。武司も彼女を抱き締めながら、渾身の抽送を続け――

「うっ、出るっ」

 そしてドクドクと大量の精液を放出しながら、短い呻きと共に果てた。

「い、いくっ……ああっ」

 同時に達した理恵は、彼の熱いほとばしりを胎奥に感じていた。

 彼女の下腹部がヒクヒクと小刻みに痙攣する。武司のペニスを咥えこんだ膣壁が、それに合わせて収縮し、彼の肉茎を締め上げた。

「はあ、はあ……ん、チュ」

 口唇を重ね、抱き合い息を整えながら、二人は絶頂の余韻に浸る。

「はあ、はあ、すごい、気持ちよかったです」

 そう言いながら、武司は再び理恵に口付ける。

「わたしも……フフ、あなたの熱いのが、中でまだヒクヒクしてる」

 彼女の腟内には、まだ武司の分身が収まっている。

「中で出しちゃって、よかったんですか?」

 これまで理恵とのセックスでは必ず避妊していたこともあり、冷静さを取り戻した武司が尋ねると、

「なに言ってるの? 私たちもう夫婦なんだし、なにも問題ないでしょ?」

 さも当然というふうに彼女は答えた。

「……でも、もし子供が出来ちゃったら」

「その時は産んであげる。あなたの赤ちゃん」

 理恵は目を細め、微笑みを見せる。

「茉由も兄弟が出来たら喜ぶと思うわ」

 現状、娘ひとりの扱いでも苦労している武司にとっては、二人目の子供が出来た時のことなど、全く考える余地はなかった。だが、家族四人で過ごす自分の姿を頭に浮かべると、それも悪くはないと思えた。

「あなただって、自分の本当の子供は欲しいでしょ?」

 考え込む武司に、理恵は訊く。

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