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義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜

第3章 親子の性教育

「分かったわ。――それじゃあ、今夜十時ぐらいにしましょうか」

 理恵は茉由への返事の後、武司に向かって訊く。

「う、うん。そうだね」

 武司は茉由の意外な返事に狼狽えていた。娘の目の前で、その母親とセックスするなんて……と。

「茉由はお風呂に入って寝間着に着替えたら、十時ごろにママたちのお部屋に来なさい?」

「うん。分かった」

 茉由は返事をすると、自分の部屋へ戻って行った。

 そんな娘の後ろ姿を見送った武司は理恵に向かうと、

「本当にいいのかな、こんなこと……」

 と尋ねる。

「あの娘に間違った知識で過ちを犯させたくないでしょ? 男女の関係って、悲しい思いをするのはいつも女の方なんだから」

「――そうか。そうだよね。うん、茉由を守るためでもあるんだ」

 乗り気ではなかった武司であったが、娘の茉由に正しい性知識を教えるためなのだからと、彼はようやく意を決することが出来た。

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