義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜
第1章 プロローグ
彼女は膝立ちのまま、シーツの上を這って武司の元へ近づく。その様子をただ茫然と目で追いながら、彼は再び力なくベッドに腰を下ろした。
「パパ……ママとしたみたいに、わたしとも、して?」
父親の横に陣取ると、娘はそう言った。
彼女の顔は上気し、潤んだ瞳で彼を見つめるその表情(かお)は、もはや少女(こども)ではなく大人(おんな)のそれだった。
「――いいのかい? 本当に?」
武司は小声で尋ねる。だが相手はまだ未成年の、いたいけな少女である。こんなことは、いけないことだ。決して許されることではない。理性ではそう理解(わか)っている。それなのに――。
「……うん」
消え入りそうな小声で、茉由はコクリと頷(うなず)いた。
「パパと……エッチしたい」
「茉由――」
彼女の身体をそっと抱き寄せ、優しく口唇を重ねる武司。
まるでゼリーのような、プルンとした少女の口唇の柔らかい感触が、彼の口唇に伝わる。
「ん――んふっ」
目を閉じて義父に身を委ねる娘の口元から、甘い吐息が漏れた。
彼女にとっての、ファースト・キスだった。
もう、引き返すことなど出来ない、出来るわけがない。武司は心を決めると、茉由の細い身体をゆっくりとベッドに横たえる。そして、自分も着衣を脱ぎ去り、彼女にその身を重ねた。
熱を帯びた少女の肌の感触を、彼は全身で感じた。シャンプーと石鹸の甘ったるい香りと、微かにツンとした汗の匂いの混じった茉由の体臭が、武司の鼻孔を刺激した。
「パパ、パパ……大好き」
茉由はうわ言のように言いながら、彼の筋肉質の背中に両腕を回した。
「俺もだ、茉由。――愛してる。これからも、ずっと一緒だ」
彼女に応えるように、武司もその細い身体を抱き締める。スベスベで弾力(はり)のある、まるで絹のような少女の柔肌が紅潮し、ほんのりと桜色に染まった。
ああ……この時間(とき)が、永遠に続けばいいのに――彼は願わずにはいられなかった。心の片隅にわだかまる、ほんの少しの背徳感と共に。
「パパ……ママとしたみたいに、わたしとも、して?」
父親の横に陣取ると、娘はそう言った。
彼女の顔は上気し、潤んだ瞳で彼を見つめるその表情(かお)は、もはや少女(こども)ではなく大人(おんな)のそれだった。
「――いいのかい? 本当に?」
武司は小声で尋ねる。だが相手はまだ未成年の、いたいけな少女である。こんなことは、いけないことだ。決して許されることではない。理性ではそう理解(わか)っている。それなのに――。
「……うん」
消え入りそうな小声で、茉由はコクリと頷(うなず)いた。
「パパと……エッチしたい」
「茉由――」
彼女の身体をそっと抱き寄せ、優しく口唇を重ねる武司。
まるでゼリーのような、プルンとした少女の口唇の柔らかい感触が、彼の口唇に伝わる。
「ん――んふっ」
目を閉じて義父に身を委ねる娘の口元から、甘い吐息が漏れた。
彼女にとっての、ファースト・キスだった。
もう、引き返すことなど出来ない、出来るわけがない。武司は心を決めると、茉由の細い身体をゆっくりとベッドに横たえる。そして、自分も着衣を脱ぎ去り、彼女にその身を重ねた。
熱を帯びた少女の肌の感触を、彼は全身で感じた。シャンプーと石鹸の甘ったるい香りと、微かにツンとした汗の匂いの混じった茉由の体臭が、武司の鼻孔を刺激した。
「パパ、パパ……大好き」
茉由はうわ言のように言いながら、彼の筋肉質の背中に両腕を回した。
「俺もだ、茉由。――愛してる。これからも、ずっと一緒だ」
彼女に応えるように、武司もその細い身体を抱き締める。スベスベで弾力(はり)のある、まるで絹のような少女の柔肌が紅潮し、ほんのりと桜色に染まった。
ああ……この時間(とき)が、永遠に続けばいいのに――彼は願わずにはいられなかった。心の片隅にわだかまる、ほんの少しの背徳感と共に。