テキストサイズ

義娘のつぼみ〜背徳の誘い〜

第3章 親子の性教育

「――武司さん……パパ、もっと、して」

 指先が小さな膣口を探り当てた。少女はつい今しがた目にした、精液を垂れ流す母親の膣口を思い出した。それに比べると、彼女のそこはまだまだ小さな穴だった。

「い、挿れて……パパのおちんちん、わたしのここにも挿れて……」

 うわ言のように、茉由は小声で呟くと、中指の先をヌルヌルの小さな穴に、ゆっくり埋め込んだ。まだ男を知らない処女膣の粘膜が広がり、細く小さな指を咥えこんだ。

「んんっ!」

 指を第一関節まで侵入させたところで、穴は急に狭まり、少しの痛みと共に抵抗感を覚えた。処女膜と呼ばれる、膣粘膜のヒダである。

(ダメ、これ以上は、痛くて入らない……)

 茉由は無理に指を入れることはやめ、小陰唇とクリトリスへの刺激に集中した。

「あっ……あんっ……くっ!」

 善がりの声を上げたい気持ちを必死に堪らえながら、少女は自身を慰め続けた。片手で裂け目を弄り、もう片方はTシャツの裾から胸元に潜り込ませて、まだいくぶん固さの残る小さな膨らみを刺激した。茉由の興奮がさらに高まる。

「はうう……ん、う……っ、んあっ、パパ、パパ……」

 やがて、彼女は限界を迎える。

「んっ! ああっ! はあっ! んんっ」

 細い腿がブルブルと震える。必死に堪らえたが、抑えきれずに喘ぎが漏れた。

 茉由は初めて性の絶頂に達し、そして女の悦(よろこ)びを知った。

「……ふああ、あう……んん」

 押し寄せた大波が、ゆっくりと引いていく。彼女の下腹部はヒクヒクと波打っていた。

「はふ……」

 大きく深呼吸する茉由。初めて経験した絶頂に、呆けた少女は焦点の定まらない目を天井に向けた。

(今のがさっきママの言ってた『いっちゃう』ってことなのかな)

 部屋の中はしんと静まり返り、ただ、興奮が冷めやらぬ少女の吐息だけが聞こえていた。

 それにしても――ここにきて、茉由は不思議に思った。自慰行為のさなか、彼女は武司を求めていた。それが無意識だったことを思い出したからだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ