狂愛の巣窟〜crossing of love〜
第8章 【戻れないのなら一緒に乗り越えてください…】
「じゃ、次はちゃんと撮れば?」
2回目のチャンスを与えたことで一気に距離が縮んだ気がした。
テーブルの上に携帯を固定し、私を撮り続ける。
「本当にクンニだけで良いの?」
もう敬語も使わない、セックスとなれば。
たじろいでいるが腹は決まってるんでしょ?
腕を引っ張り鼻の頭がつくかつかないかの距離まで詰めたら。
「たくさんついちゃったね」と口まわりの愛液を舐め取ってあげた。
私がリードした方が良さそうね。
目がトロンとしてる。
「舌出して………あぁ、ここにもべっとりついちゃってるね」
そのまま舌を絡め合った。
有り得ない光景ね、ウケる。
不倫相手の奥さまとキスしてるなんて。
どこからどうなったの?
脳の中まで酔わせちゃったかしら。
あなたのご主人もこのキスで骨抜きにしたんですよ。
案外似た者夫婦なのかも知れませんね。
「舐めたい……クンニさせて」
「良いよ」
「ハァハァ……美味しい、クリトリス可愛い、どんどん溢れてくる……」
喋りながらクンニされるとすぐにイっちゃう。
前髪を掴んで腰を振ってしまう。
イク瞬間もわかっているのね、言わずとも一定の速度で愛撫してくれるから雑念なく即イキさせられる。
「あぁっ……あぁっ………イク…っ」
凄い、クンニだけでイっちゃった。
いつもなら乳首も両方されてイクのに。
「あっあっ……ちょっと待って、イったばっかだからっ」
絶妙な速度と指の力加減でGスポットを刺激され続けて次の絶頂を与えられる。
「イって良いよ、イキ続けて?マン汁もっとちょうだい」
思わず彼女の手首を掴んでしまった。
首を横に振り、もうダメだと懇願する。
許してもらえないよね。
こんな顔、誰かに見せた記憶もない。
女同士だからこそわかり合える真の快楽。
「あぁっ……イクっ……イクイクイクイク……っ」
足がガクガクに震え上がり、びちゃびちゃになるまで潮を吹いた。
それに興奮した彼女はフル勃起したクリトリスにしゃぶりつく。
引き離そうと必死に藻掻くも離してはくれなかった。