テキストサイズ

狂愛の巣窟〜crossing of love〜

第3章 【何度出逢っても墜ちてしまう…】






お義父さまとお義兄さまは事後すぐ動けないことが多いので例外ですが。
すぐ自分のモノにしたがる男性とはセックスの関係だけで充分。
それ以上求めるのは最初からタブーと伝えているのに。
どうして世の男性は、すっかりその約束を都合良く忘れてしまうのでしょうね。




「抱きたい」と言われれば女として嬉しいものです。
最近ではその時の気分によってシたいセックスをシてくださる方に連絡を返すようになりました。
選んでいる時点で何様なの?という感じですが、セックスする瞬間だけはその相手の方を尊重し、お慕い申し上げるのです。
それにハマッて頂けるんだと思います。




時折出してしまうギャップとか、マゾになりきったりサドも使い分けて翻弄する。
お一人お一人の気持ち良いところをピンポイントで当ててしまう。
一度覚えれば忘れません。
膣の中であっても身体が覚えているものです。




一度味わえば相手の方も忘れられなくなるのでしょう。
高確率で会いに来られます。
困りますね、タブーを犯されては。
それを優しく宥め更に翻弄する過程が楽しくもあったり悦びでもあったり。
本当、自分自身が恐ろしくなったりもします。




私は、バレているけれどバレてないフリをして複数の男性と関係を持つスリルを。
主人は、全てを監視している上で野放しにして複数の男性に寝取られる妻を見てスリルと興奮を味わっている。
お仕置きされるまでが私たち夫婦の現時点での在り方なのです。




当然、理解されるとは思っていません。
それで良いのです。
定期的に受けている性病検査の結果通知を確認しホッと胸を撫で下ろしている。
冒頭でもお伝えしましたが、私はセックスすることで息を楽にしている。
どんどん血が騒ぐのです。
もう一生、治ることはないでしょう。




甘い蜜に誘われてまた一人。






「何考えてるの?親父?」





肌と肌をくっつけて後ろからハグするこの子は息子の一颯くん。
血の繋がらない私を今でも愛してくれています。
朝からねちっこいセックスで3回ほどイかされた事後です。




「ん……違うよ、私って悪い女だなって思ってたところ」




「十和子さんは悪くないよ、寄ってくる男が悪いの」




「じゃ、一颯くんも?」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ