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主治医との結婚生活

第33章 母と妻

夜ご飯も途中で
暖菜は私の膝の上で寝てしまった。

「おーい。 暖菜〜! 起きて〜!」

ぺちぺちと 頬を叩くも

「う〜…!」

迷惑そうに唸って また寝てしまった。


「…部屋に 運ぶか…」

奏真さんが 暖菜を抱き上げようとすると


「ぃやぁー だぁ…!」

私に しがみついて離れない。

「ママが いーのぉ…」 

寝惚けてるクセに…
私は観念して暖菜を抱き上げる。

「重…っ!」

思わず声をあげた。 

重く…なったなぁ…
もうそろそろ 持ち上げられないよ…。


半ば 引き摺るように 隣の部屋の和室に
移動する。

お義母さんが用意してくれた 布団に倒れ込んで 
暖菜を寝かせようとする けど…

「ゔ〜 ん」

私のシャツにしがみついて
どうしても 離れない らしい…。

「はあぁぁぁぁ〜」

私は深く溜息をついて 添い寝する事にした。



それから…

どのくらいの時間が 経ったのだろうか?

いつの間にか 
私も一緒に寝てしまったらしい…。



「明花ちゃん…?」

暗闇の中
奏真さんの呼ぶ声がした。

「ん…。 夜中… ですか?」

奏真さんの姿を確認出来ないまま質問する。


「いや… 今は 23時くらいかな…
みんな 早々に引き上げたよ。」

「…そうですか。」

奏真さんの位置を 確認したいのに
私は相変わらず暖菜による拘束で 身動きが 
取れない。


「明花…」

不意に頬に手が触れて キスされる。

それから
背中から 抱きしめられて
初めてそこに 奏真さんが居ると気がついた。

奏真さんの手が 首元からシャツの中に入り込み、
もう片方の手が シャツの裾から侵入してくる。

奏真さんの手が 体に触れて胸を包むと 
腰が勝手に揺れて…  息が 上がる。


待って… !

暖菜が…!
シャツにしがみついて いるの…!!


慌てる私に構わずに 奏真さんは舌を絡めてくる。

ブラジャーのホックが外され 奏真さんの足が 私の片足を絡め 体を開く。


「! そう ま さん…!  暖菜… が…!」

何も知らない暖菜は 私の胸の前で 相変わらず
寝息を立てる。


奏真さんの手は どんどんと 慣れた手付きで 私を 気持ち良くしていく。

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