テキストサイズ

主治医との結婚生活

第33章 母と妻

「奏…真 さん… !! 
だ… めぇ…! 壊れちゃう…」

気持ち良すぎて おかしくなる…


不意に 電気が付いて 
暗闇に紛れていたすべてが 曝け出された。


「ああ… 明花…♡ 最高に 可愛いよ…!」


奏真さんの蕩けた表情に出会って 嬉しさが 
込み上げる。


「奏真さん… 大好き…  」

奏真さんの腰に 両足を絡めて密着する。


奏真さんは 満足そうに笑った。

「良い子だね… 一緒に果てよう…」

私の体がすべて 奏真さんに支配される頃…


「ゔ〜 ん!」

抗議する様に 暖菜が唸って 寝返りを打った。



1度呑まれた体は 止まれない…!


奏真さんは 近くにあった私のシャツを
暖菜に被せると 律動を早めた。

奏真さんに しがみついて 押し寄せてきた
大きな快楽に 体を震わせた。


ああ… 幸せ…

恍惚と 
いつまでも続く快楽の波に 身を任せながら
奏真さんと指を絡め いつまでもキスをする。


再び 電気が消されて 辺りが暗闇に支配されると

暖菜の 規則正しい寝息が聞こえて 内心 
ほっとした。

散々快楽に溺れ 喜んだ体は 疲れ果てて…。

奏真さんの腕に抱かれて奏真さんの 胸の音を聞き
ながら 温もりを 味わう。


「…あの時は自覚がなかったけど…
今 思えば… 
必死で明ちゃんを忘れようとしてた。」

急に 奏真さんが話始めて
最初は 何の事かと思った。


ああ… あの夏の 話か…


「…だって 相手は小学生だ。 自分の想いに 
気がついちゃいけないだろ?」

奏真さんが 髪を撫でてくれる。

心地良い…


「でも ダメ だったんだ…。
どんな人と 一緒に居ても…
欲してたのは 明花ちゃん だけ…
愛していたのは 明花ちゃん 唯一人…」


私は 奏真さんの言葉が嬉し過ぎて 涙が溢れた。  

私も ずっと 奏真さんだけ…
奏真さんに焦がれて 奏真さんだけを求めて

ずっと…

想いは 一緒だったんだ…


神様は 見ていてくれたんだね…


裸で抱き合いながら キスをする。



あの夏の 恋は 

想像以上に幸せな形で 今 手の中に あった …






ストーリーメニュー

TOPTOPへ