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主治医との結婚生活

第34章 幸せな 結婚生活

「そうま さん…  きもち いい…」

クリームにまみれる私を 見下ろして
奏真さんは 満足そうに口角を上げた。


その時

ピンポーン と インターホンが鳴った。

「大澤さ〜ん! お荷物ですよ〜!」

いつもの配送屋さんの声がする。


奏真さんは体を離すと 荷物を受け取りに 
リビングを出て行った。


体が 火照り始めて …  疼くよ …!
肩を抱いて 悶える。


リビングの扉が開いて 奏真さんが戻ってきた。


「明花ちゃん。 お義母さんからだよ…?」

こんな 非れもない格好で
母の存在を意識すると 恥ずかしさが堪らない。

私は少し 冷静さを取り戻した。


「開けて みたら?」

奏真さんに 促され 箱を開けると

私の大好きな 赤ワインが入っていた。

結婚記念日のお祝いに 送ってくれたらしい。


「明花ちゃんの好きなワインだね。
乾杯 しようか?」

奏真さんは グラスを用意して ワインを注いで
くれた。

「明花ちゃん 乾杯♪」

腰を抱き寄せられ 奏真さんとグラスを合わせた。


「ふふっ。下着… 本当に 可愛い…!
ピンクの フリルが いいね。
明花ちゃんに よく 合ってる。」


奏真さんは私の顎を掬うと 口移しでワインを
飲ませた。

奏真さんが 早急に舌を絡めたがって…

上手く 飲み込めなかったワインが
首を伝って 体に流れ落ちた。

奏真さんは そのワインの流れを追って
舌を這わせる。

首筋…  胸の谷間…  
そして お腹へ…

お腹にたどり着くと チュッと強く 吸われて…
赤く 奏真さんの印を 残した。


私はすでに 酔いが 回って…

気が大きくなってきた私は 普段より大胆になる。

「そうまさん… 触っても いいですか…?」

上目遣いに 奏真さんのモノに触れたいと
お願いしてみる。


旅行での失敗が トラウマになった私は
酔っても 従順さを 弁える。

ご主人様と下婢 という主従関係を 
崩してはならない。

奏真先生の 厳しかった治療は
五臓六腑 骨の髄まで 刻まれた。

2度と あんなヘマはしない…!


「触りたいの?」

奏真さんが妖しく笑って 私の頬を撫でる。

「はい」

奏真さんの目を まっすぐに見つめ 強請る。

「いいよ。 明花のその目 好きだな…。
ぞくぞくするよ…。」

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