無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「えっ！！ここってユーリの家だったの？！」

薬草を取りに山へ入った時に見つけた綺麗なお屋敷。
そこがユーリの家だった。
手入れのされていない庭に古びた温室。

てっきり廃墟かと思っていたよ‥

そう思っているとお屋敷の中へと案内された。
お屋敷の中は外と違って綺麗に手入れされていた。

「ここをメルの部屋にしよう。
今度知り合いの商人を呼んで家具を揃えさせよう」

「こっちが俺の部屋。
メルの部屋が出来るまではここで寝なさい」

「ユーリはどこで寝るの？」

「俺は研究室で寝るからいいよ」

そう言われて納得できない。
ただでさえ色々と気を使って貰ってるのに、これ以上迷惑かけれない！

「私は居候だから研究室で寝る！
ユーリはちゃんとベッドで寝て！」

そう言ったがユーリは納得しない。

暫く押し問答が続き結局一緒に寝る事になった。
まぁこんな子供に大人のユーリが欲情するわけないよね‥

ユーリな家の中を案内され、庭で薬草を育てるのに必要な道具や肥料を聞かれたので答えた。

これも商人が持ってきてくれるらしい。

一通り家の説明が終わりお風呂を頂いた。
ユーリの家は温泉を引いているらしく一日中お湯が出てくるらしい
いつも水浴びしかしていない私は、広いお風呂でゆっくり入るのは初めてだ。
ユーリが作ったシャンプーや石鹸で身体を綺麗に洗った。
薬草で身体を洗うのとは違いすべすべとした肌触りに優しい香り‥凄く心と身体がほぐされていくように感じた。

まだ研究室で薬を調合しているユーリに眠る事を伝えて、私は先に眠りについた。