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小説以外のひとりごと

第45章 とつぜんですが

「脳梗塞」その9


病院内のリハビリチームの一角に「運転支援チーム」が居ます


これまでに毎日のリハビリ/トレーニングの中で身体を動かすものとは別にアタマを使うテストというものがあります


図形をはめ込んだり、

記号と記号を線で結んだりします


一見運転とは何の関係も無さそうに思えますが、これらのテストが判断基準となるようです


脳の判断能力


このテストが運転に影響するとの事


現在ボクは普通免許を所持していますが、
これらは今効力が有りません


「脳に障害がある場合は運転してはならない」
と明記されています(道路交通法66条)


退院してもこのままでは運転出来ません


運転を希望する場合、病院の審査と、それをもとにした公安委員会の決定が必要になります


脳梗塞の病気が運転に及ぼす影響は

●てんかん(意識障害、痙攣・脱力、頭痛)

●視覚障害(視野が狭まる)

●運動麻痺(操作しづらい)

●感覚障害(ペダルの踏む感覚的など)

●高次脳機能障害
  (注意散漫)(運転中の会話)
  (失語)(遂行機能低下)(疲労)など


脳梗塞発症後、3ヶ月は脳機能が不安定なのだそうです

慌てて運転しようとするより、元の生活に慣れてから、少し時間を置いてから運転再開を目指したほうがいいかもしれません


こればっかりは焦っても仕方ありません


自分は発症する前から、少しづつ気になっていました


(助手席から話しかけられると運転に集中しづらくなってきた)

(うっかりの見落としが何度かあった)


図形テストでもそのあたりが克明に反映していましたので、自分でも納得です


クルマは便利です


ですが、加害者になりたくない


加害者になって家族に迷惑をかけたくない


という気持ちのほうが利便性よりも勝っています



まだ発症して10日ほどしか経っていませんので


ここは性急に捉えないよう、ゆっくり考えていこうと思います



さて、三回忌と盆の墓参り、どうしようかな?





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