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あさいらむーんのひとりごと

第46章 おかげさまで、

2024.06.10 月曜日

「足の麻痺」

今日は暑いので日中は家の中に居て、夕方にリハビリのウォーキングをする


体力が無くなってるので走るのはやめて、ひたすら早歩き


いつもならゆっくり休憩しながら緑地公園を一周して1時間程度

今日は休憩なしのひたすら早歩きで30分だった


脳梗塞になる前は歩くことになにも考えることは無かったけど、いまは違う


気を許すと膝や足首がガクンと崩れ落ちる事があるので、歩きながら膝や足首をこう動け!と意識させて歩く


膝は気を許すと楽をしようと外側を向いてしまう
外側を向くと途端に力が入らなくなるので、できるだけ内股に内股に、と意識しながら歩く


同じように足の裏も無意識では外側に向いてしまい、土踏まずが浮いた状態になると転倒してしまう
だから出来るだけ土踏まずを着地させるようにして歩く


横断歩道を歩くときも車道に出るときのわずかな段差で膝から崩れそうになるので、少しの段差でも気を抜けない


ウォーキングから帰ってきてからの最大の難関はアパートの階段


三階なので膝の内股、足裏の土踏まずだけでなくつま先の足の高さも、自然と上に上げている高さよりもさらに上に上げておかないと引っかかる


たぶん足首がおかしい
足の甲を上げれていない

階段の踊り場でターンするのも難しい

自分では左側に曲がる意識をしてるつもりだけど、足を下ろすときにどーん!どーん!と大袈裟な動きになってる

たぶん階段を上がるときに少し高めに上げてる事が踊り場で急に調整出来ないから、踊り場でも足の甲を高く上げてしまってる


自分の身体なのに、自分でコントロール出来ない


竹馬に乗っているような、変な感覚


つい4月の下旬までは普通に生活出来ていたのに、本当に恐ろしい


それでも歩けるだけマシなのか、障害者の認定はされなかった


それが良かったのか、わからない

周りからすればちょっと足を痛めてるだけの健常者に見えるだろう


知らない人が「ちょっと手伝ってくれ」と言われても以前のように気軽に手伝えないかもしれない


特に「高いの取って」と言われたら間違いなく無理だろう

断ったら「なんて心が小さい奴なんだろう」と思われるんだろうな


嘘でもいいから右腕右足に包帯でも巻いていてやろうか


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