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小説以外のひとりごと

第47章 2024年7月

「1000年女王」その2

子供の時ヤマトは何度も再放送をされ、レコードが売られ、プラモデルが売られ、映画や新作テレビは数年おきに作られいた

子ども心に初代ヤマトはお話しとして完結していたと理解していたし、続編の「さらば」で完結編となっても人気は衰えず、「さらば」のTVアニメバージョンが始まると完結させずに生き残るラストに改変された記憶がある

そのあとゴールデンタイムの時間帯にテレビスペシャル新作として「新たなる」でめちゃくちゃ強い新しい敵が現れて格好良かった


そのあとも「永遠に」が劇場公開されてあたりがピークだったような記憶があります

TVアニメ新作の「PART3」は蛇足だったし、劇場公開の「完結編」はもう落ちぶれていて、当時はガンダムの再放送とガンプラに夢中となり、松本アニメは時代遅れでした


1000年女王はたしかそんな頃にやっていたような記憶

漫画版が面白かったのは手塚治虫のような大河ドラマ感が強かったから読んでいて面白かった

というのもヤマトは漫画よりアニメのほうが面白かったし、999は漫画もTVアニメも読み切り短編連作シリーズのような形態でコンパクトな印象でしたから、1000年女王のオカルト強めではあるものの少年の冒険モノのようなストーリー展開はかなり好きでした

まあ、毎日新聞に連載されて読んでましたからね

歌がヒットしたわけでもなく、
戦艦や機関車などのメカニックが出るわけでもなく、
単純にストーリーものとして面白かったのですがいかんせんテレビ受けするような迫力は無く、

「メーテルのような美女が出てくる作品」

ぐらいにしか認知されなかったのだと思います


当時ボクは手塚治虫の単行本が大好きで「バンパイア」「ミクロイドS」「W3」などのドラマチックな展開が他の「愉快なまんが」と違って夢中でしたので、この「1000年女王」も似たような空気感を気に入ってました

「ハーロック」の漫画も持っていましたが正直いって松本零士の漫画はあまり面白くなく、雰囲気だけの絵を描く人、っていう印象です
(まぁ元々青年誌連載でしたから)

それでも1000年女王だけはストーリー性があり面白かったのです


一応999と作品同士が繋がるようになるのですが、それも蛇足のように思えました

あの松本ワールドはあまり好きではありません



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