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小説以外のひとりごと

第2章 落語会に行く

落語会に行く②


開演

太鼓?つづみ?の心地よい音が打ち鳴らされる

打ち終わったのかな

と、思ったらまた始まる

リズムが変わったな

ようやくか

と思ったら、まだ続く

幕は閉まったまま

太鼓の音をひたすら皆で聴いている



。。。。長くない???


そして幕が左右に分かれて、本当に始まった


今回観に来たのは落語会の昼の部


数人の噺家さんがいっぺんに見れる


始まって驚いたのが、みな一様に「声が通る!」

声が大きいんじゃない

小さな小屋だからなのか、マイクも無いのだけれど皆の言葉がハッキリしている


すごいな、やっぱりプロだなぁと感心する


昔、大学生の落研サークルの月例会ってのに通っていた頃がある

みな大学生

場所は公民館みたいなところだから雰囲気も違う


彼らを観賞してたときも「みんなうまいなぁ」
と思っていたけど


今回のプロの噺家さんは全然違う!


客に話しかける時と会話劇する時の声のハリが極端に違う

すごいわ


あんまり落語に詳しいわけじゃないので、ネタがどうとかはわからないけど

前半ののんびりした感じ

後半のまくし立てる感じ

オチ手前でひと呼吸して間をつくる感じ

練習しまくらないと、出来ないわな


本当に驚いた


連続で数名見ていくと、ルーチンな部分も楽しめる


噺家さんが終わるたびに、座布団ひっくり返して、座布団の飾り紐を広げ、小物を整理して、次の演者さんの名前をめくる


本ネタに入るとき、羽織を脱いで「ここから本ネタ」とわかる


本ネタに入る前にご挨拶代わりの小ネタをされる内容もおもしろい


2時間があっという間にだった


きちんとした落語を見たのは十年ぶりかな


また来ようと思った


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