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あさいらむーんのひとりごと

第56章 2025年7月

つづき


結局、担当の上の人がこちらにやってきた

説明します、ということで


そもそも、この人のコードで入力されてた
だから事前に知ってたであろう上司だ


倉庫配分の件や、本社棚割り組み込み商品のため売価変更禁止である、ことを説明したあと

事前に連絡できなくて申し訳なかった
と言われた

ぶっちゃけ、そこまでは想定内

先に情報は握っていたからね

粗利が低いものもそりゃあるでしょうよ
集客効果のボトムゾーン品群は

でもこれ違うでしょ?

粗利50%以上の実利とれるもの、
粗利30%くらいのメーカーもの、
バランスは必要だけど、コレは違いますよね

粗利10%なんて、現場は要らない
売上実績は確保したいけど、組織とは利益をどれだけとれるか

全部引っくるめた月末総合粗利が36%と仮定して、人件費が12%、電気代が11%、家賃や経費で12%

残り1%しか残らない

だから36%を38に、39まで引き上げたい

そのためにレイアウト変更、棚位置変更、他箇所展開、サンプル展示などをして高粗利ものの特徴を明確にして、機能性をアピールさせたり、関連販売でいくつものグループごと購入してもらったりして契約単価をあけていくものでしょう?

意味のない単発の特売品があっても、それが売れるだけじゃあ最終粗利は下がるだけ

基本のキは交差主義比率

荒利益高×回転数

だからうちは手を出さなかったんですよ?

これのせいで他のものも売れなくなるけど?


立場では相手はボクより組織上かなり上の人ですが、こちらもシロートじゃない

言い訳もさせない

話し合いの結果はこちら側の上司に報告

かわいそうなのは向こう側の担当者だな
引っ張り回されて


まぁ、いい

当分、向こう側の部署はこちらに何も言ってこなくなるだろう

本来の目的はあの入荷品ではなくて、
相手をガツン!と抑えつけておくことが目的だったんだから!

目の前で本社に電話してやったらもっとおもしろかったのにな

それは次回にしよう

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