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あさいらむーんのひとりごと

第56章 2025年7月

「愛煙家」 その2


以前に付き合ってた女性陣も6割から7割は喫煙者だった

ショッピングモールに出かけると、何度もタバコ待ちの時間があった

近くのソファで待ってるんだけど、ほんとにすることが無くて

あまりデート中にスマホ触ったりするのは好きじゃないので、出来るだけ見ないようにしてるんだけど、さすがにすることがない


ぼー、としてるタイプではないので、出来れば普段から何かをしておきたいタイプのボクは、とにかく時間の使い方が不便だ、と感じていた


だけど喫煙者なんて、そんなものだ

昔からわかりきってる

別にいらつくことでもない

彼らの時間の使い方と、ボクの時間の使い方がすこし違うだけなのだ


逆にボクに連れられてブックオフに行ったりしてるとき、相手はつまらなさそうだ

ボクは本棚の背表紙タイトルを眺めているだけでも、こんなのあるんだ!とかへぇ!?とか色々感じながら1時間でも過ごすことが出来るんだけど、たいていの彼女さんは本屋がキライだった


自分の時間の過ごし方を相手に強要するのは良くないな?と思って出来るだけ本屋には仕事終わりに独りで行くようになった

でもタバコ吸う人はそうはいかないのだろう

ガマンできなくなって、吸わずにはいられないのだと思う

今、思えば病院って禁煙だったと思うけど、入院患者のなかの愛煙家たちはどうしていたんだろう?

ほとんどが年寄りばかりだったので、タバコ吸う人も居てたと思うんだけど

身体に悪いからダメ!て言われてすぐに吸わなくて済むものなのだろうか?

病棟から出るどころか、そのフロアからも出てはいけなかったので外にも行けなかったんだけどな

興味がないから、覚えてないな


ガマン出来る/出来ない、で言ったら
入院中の性欲処理は本当に本当に本当にツラかった

結局入院中はいちども処理できなくて、さいごは気が狂いそうだった


愛煙家もきっとあれぐらいツライのなら、すこしは大目に見てあげられる


新入社員たちは怒ってるけどね(笑)

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