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あさいらむーんのひとりごと

第56章 2025年7月

2025.07.06.
「愛煙家」


職場にはボクより10歳以上歳上の人たちが何人も居るのですが、そのほとんどは愛煙家


職場の屋外に設けられた従業員むけの喫煙所によくたむろしています


ボクは吸わないのでそこに行くことは無い


最初は質素な空間で、大きな灰皿以外何もなかった

最近ちらりと見ると夜間用の照明があったり、扇風機があったりと居心地が良くなってて驚いた


新入社員たち含む若いひとたちの中には吸う人が誰も居ない

なので若いひとたちからすると、彼らは職務中にサボっているように見えるらしい


いちどそれが問題になって、休憩は全スタッフ60分以内に!ということになった


でも、そんなの最初だけ


吸わないボクらはお昼の休憩を順番に60分とるのだけれど、愛煙家のおじいちゃんたちはお昼休憩を45分タバコ15分と分けて合計だけ合わせるようになった


それもだんだんゆるくなってきて、
お昼30分タバコ10分10分10分と小分けするようになってきた


そうなると周りからすれぱ、いつもタバコ休憩しているように見えてくる

何なら合計60分以内なのかどうかも疑わしい

いちいち他人がしっかり守っているのかなんて誰もチェックしないからね


若い子たちからは「喫煙所なんて撤去しちまえばいい」と言ってる

そりやそーだ、忙しい時に人員が足りないんだから

工場のように一斉に休憩をとるような職場ではないので、作業と休憩はシフトのように皆で順番にまわしているのだから、若い子の怒りもよくわかる

かくいうボクはおじいちゃんたちの喫煙タイムのことはあまり何とも思ってない


自分が若いときから周りのオトナたちはみんなそうだったから

とにかくやたらとタバコタイムと称した休憩をとることが当たり前だったので、今さら何とも思わない


何なら友達同士で遊びに行ったり、職場の仲良しグループと遊びに行ったりしていても、何回も喫煙待ちの時間があるのだから


以前、職場のグループ4人でUSJに遊びに行ったとき、ボク以外の全員が喫煙者で、ボクだけ喫煙所の遠くで独り待機している、というお待ちが何度もあったんだけど、あれは時間がもったいないなぁ、とさすがに思った


アトラクションひとつ終わるごとに喫煙所に行くもんだから、吸わないボクからすれば「もっと色々見てまわれるのに!」と思う

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