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あさいらむーんのひとりごと

第56章 2025年7月

2025.07.15.
「最悪な子どもたち」

2022年のフランス映画を観る

予備知識なし
ゲオのレンタルで新作の近くに並べてあったからついこないだまで準新作だったもの

アクションやパニックものホラーものばかり見てると飽きてくるから、気持ちを切り替えるためにたまにヒューマンドラマを借ります

今回借りた「最悪な子どもたち」というのはフランスの田舎の団地が舞台

低所得者たちが暮らす団地の子どもたちもそれぞれ素行に問題のある子どもたちだ

ある日現地で映画の撮影隊が現れ、現地の子どもたちを出演させるべくオーディションが行われる

ひと癖もふた癖もある子どもばかりがオーディションされていく

未成年で車を盗み事故を起こして出所したばかりの少年

処女なのにヤリマンと噂されヤケになってる少女

苛立ちを抑えきれずすぐにカッとなる男の子


オーディションで選ばれた子どもたちの撮影が始まる


オーディションに落ちた子どもたちはひがみ、ねたみをぶつけてくる

こんな最悪な子どもたちが出る映画なんて!!


自治体の代表者たちも良い顔していない

素行の悪い団地の子どもたちに注目されてしまうとあたり一帯の住民が離れ、新規の住民が来なくなる、と思ってる


出演している子どもたちは撮影が進むにつれて徐々に自分の問題点に向き合っていくことになる



……というようなお話し

アクションやホラーのような「つかみのシーン」「泣かせるシーン」「クライマックスに盛り上がるシーン」というものが無い

ほんっとに無い


ただ、淡々と日常と撮影シーンが繰り返される

ラストも「えっ?これで終わり???」

と、思わず声が出てしまう


突然のエンディングロール

いゃあ、フランス映画ってこんなんばっかりだよなぁ

面白くないわけじゃない

これからどうなるんだろう?と興味をそそる登場人物ばかり

だからこそ、アメリカ映画を見慣れてる人間からすると、もっとわかりやすいシーンが欲しいと思っちゃう

フツーの映画を見飽きた人にはオススメ

金曜ロードショーしか見ない人にはオススメしません

そんな映画も、たまにはいいのさ!

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