
気持ちのいい恋
第4章 癒されたいなら・・・
フォークを手にした俺はグラタンの真ん中から熱々の具を掬い上げ伸びるチーズの魅惑をまず、目で堪能した!
「これが、こだわりのチーズ?凄く伸びるのに香りが豊だな~!持ち上げただけでも解るモッチモチ感!ふ~!ふ~!」
俺はふーふーと熱さを取り除き熱々のグラタンを口に運ぶ・・・
「あっち!――――~~!ん~~~~~!旨い!」
口に入れるとホワイトソースの濃厚な旨味が口一杯に広がった!
ミルクと小麦粉それとバターと言う簡単な材料なのに、ここまで滑らかに口に広がるホワイトソースは今まで食べたことがない!
マカロニもモッチモチでホワイトソースとよく絡み合い・・・美味しすぎる!
チーズは追いかけてくる濃厚なミルク感と焦げ目のある香ばしい香りが一体となり鼻から抜け・・・全てを包んでくれているように旨味だけを舌に残して行く――――・・・
「はあ~!良かった、気に入りましたか?」
「気に入るもなにも!!もう、他のグラタン食べられないかも!!めちゃくちゃ旨い!」
俺は、熱いのが解っていながらも次が食べたくて!夢中でフォークを動かした!
