
気持ちのいい恋
第5章 過去の足音
リクの店に行くと――――・・・キッチンで動く人影が見えた
コンコンと、入り口をノックして、扉を開く
「リク――――・・・いい?」
「///わっ、春斗さん!――――ビックリした~!」
一瞬、跳ねた体がこちらを向くと――――・・・リクは顔をクシャッとさせて笑った
「ん!どうぞ、仕込み一段落したとこです!コーヒー飲みますか?」
「ふふ、それを狙って来たんだ――――・・・旨いのちょうだい」
カウンターに座ると――――・・・いつもの定位置からリクを眺める
「///やっば――――・・・コーヒー飲んでないのに・・・癒され始めた――――・・・」
俺は、少し髪を触りながら――――・・・リクの後ろ姿を見つめる
