
気持ちのいい恋
第5章 過去の足音
乱れていた心が穏やかになる――――・・・
膨らみ俺をザワつかせる過去がすーっと消えて行く――――・・・
コーヒーの香りも俺を落ち着かせる
「春斗さん――――・・・何かありました?顔色が・・・」
「あっ・・・あ~・・・眠れなかったんだ」
コーヒーを差し出しながら俺の体調を気にするリクは、寝不足の俺のコーヒーにミルクを多目に入れた!
「うゎ!俺はブラックが好きなのに!!」
「寝不足なんでしょ?ブラックで、更に寝れなくなっちゃいますよ!」
子供を叱るお母さんのようにリクは俺に「めっ!」と、頬を膨らませる・・・
「///子供扱いすんなよ――――・・・も~」
ミルク多目のコーヒーに俺は渋々口を付ける――――・・・
