
気持ちのいい恋
第5章 過去の足音
「!?ん、旨い・・・」
ミルク多目のコーヒーはブラック好きの俺も納得の味だった
「このコーヒーはミルクを入れても味がボヤけないんですよ――――・・・だから、ミルク多目でも春斗さんの好きな感じになると思ってました・・・気に入ってもらえて良かったです」
リクは入ってきた俺の顔色から――――・・・体調不良?的な何かを感じていたらしく、始めからミルクありでコーヒーを煎れていたらしい――――・・・
「///リクって――――・・・いい旦那になるよ・・・」
「///旦那って――――・・・貰ってくれる人・・・いませんよ」
俺はコーヒーを飲みながら――――・・・少し考えた
リクを旦那に出来る女の人は幸せだと・・・
――――――――羨ましい・・・と
