
気持ちのいい恋
第5章 過去の足音
――――・・・
「――――・・・あっ・・・あっ!」
「あ、起きた――――・・・」
俺は、今の状況を視界をキョロキョロさせて確認する――――・・・
「爆睡してんじゃね~よ」
ソファ背に寝かされていたのか――――・・・俺のいた場所はカウンターではなかった
ヤバイ・・・あのままリクの店で寝ちゃっのかよ
「ごめん――――・・・リク!俺寝ちゃって」
ソファ席で・・・リクの肩を借りて寝ていたらしく――――・・・とっさに離れて謝ると
俺が起きるまで本を読んでいたリクがクククっと笑う
「バ~カ、俺はリクじゃね~よ!カイだ、カイ!」
