テキストサイズ

母子家庭

第1章 日常

私は、看護師として働き、息子の優は、普通に中学に通う生徒だ。

優は、元旦那に似て物静かで、おとなしい性格だ。私が、夜勤を含むシフト制で働いていて、生活が不規則なため、食事等の家事も十分にしてあげられない中、自分の食事は自分で作り、お風呂も自分で洗って、自分でお湯を張り入ったり、文句も言わず生活している。

不満をぶちまけるような事もない。

「この子には、不満とかストレスとかないのだろうか?」

と思ってしまうほど、淡々と自分のことは自分でして過ごしている。優しいので、女の子のような錯覚すら覚える。

もしかすると、

「性同一性障害ではないだろうか?」

とすら思うことがある。

逆に私は、どちらかというとサバサバして、言いたいことは言い、飲み会とかでも派手に騒いで酔い潰れたりするタイプである。

これでも、男にはそれなりにモテるという自負がある。

先生や男性患者さんにも人気があると、同僚には言われる。

母親がそういうタイプだから、息子は、大人しいがしっかり者なのかもしれない。

優とは、小学校卒業までは、夜一緒にお風呂にも入っていたが、中学に上がると同時に、優からは進んで入らなくなり、私も誘うのは止めた。それが普通だろうとも思った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ