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母子家庭

第5章 家にいる異性…。

朝食を作り、テーブルに並べると、優を呼ばなければならない。普段と変わらず接する事が出来るか心配で、何となく顔を合わせたくないが、覚悟を決めて呼ぶしかない!

2階に上がる階段から

「ご飯できたわよ〜!」

と声を掛けた。すると、

「今行くよ!」

という返事が返って来た。声からは、変わった様子は見受けられない。

私は、キッチンへ戻り、料理に使ったフライパンや鍋を洗っていると、優が階段を降りる音が、ドドドドっと聞こえ、テーブルに着く音がした。

「いただきます!」

と言って、優は黙々と食べ始めた。今日の朝食は、バターロールにジャムとバター、牛乳、ハムエッグ、カップスープ、にサラダというシンプルな物だ。



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