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碧と朝陽

第20章 過去「碧と郁人の過去です」


郁人はあのまま大学生になったんだろう。

あの時俺がもっと反論できていたら、「それはおかしい!」と声をあげ、プレイを拒否できていたら、郁人はあんな乱暴しなかっただろうし、俺だってこんな傷を負わなくて済んだ。

郁人だって辛かったはずだ。それは俺のせいでもある。

そんな俺が今更パートナーを作って幸せになんてなれるわけがないんだ。なっていいはずがないんだ。

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